SNSで「定義が曖昧な言葉」ほど拡散される理由。―「フリーランス介護士」「フリーランスヘルパー」が教えてくれたこと。―

COLUMN

最近、SNSで「フリーランス介護士」「フリーランスヘルパー」という言葉を目にする機会が増えました。

働き方が多様化している今、こうした言葉が生まれること自体は自然なことなのかもしれません。

ただ、その言葉を見るたびに、一つ引っかかることがあります。

何をもってフリーランスと呼んでいるのでしょうか。

起業したから?

業務委託だから?

スポットワークを掛け持ちしているから?

個人事業主だから?

人によって言っていることが違う。

もちろん、「フリーランス」という働き方を否定したいわけではありません。

私が気になっているのは、定義が曖昧なまま言葉だけが独り歩きしていることです。

だからSNSのコメント欄では議論が噛み合わない。

お互い同じ言葉を使っているのに、実は違うものを思い浮かべながら話している。

そんな場面を何度も見てきました。

私は、SNSでは定義が曖昧な言葉ほど拡散されやすいと感じています。

理由はシンプルです。

人それぞれ、自分に都合のいい意味で解釈できるから。

だから共感も集まりやすい。

でも、その共感は本当に同じものを見て生まれた共感なのでしょうか。

「フリーランス介護士」だけではありません。

「寄り添う」

「専門性」

「やりがい」

介護業界には、人によって意味が変わる言葉がたくさんあります。

私が「フリーランス介護士」「フリーランスヘルパー」という言葉から教えてもらったことがあります。

それは、人は定義が曖昧な言葉ほど、自分に都合よく解釈するということです。

問題は言葉ではありません。

同じ言葉を使っているのに、誰も同じものを見ていないこと。

だから私は、答えを探す前に、まず言葉の定義を考えるようにしています。

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